ちょっと変わったデザインの腕時計、ニクソン51-30です。
目次
NIXON 51-30 HIGH-POLISH/WHITE
写真を見て最初に気づくのが、通常は文字盤の右側についているリューズやストップウォッチのボタンが、この腕時計は左側に付いています。
リューズが左側についている腕時計は、たいへん珍しいので、これだけでも目を引きます。
この配置は奇をてらった訳ではなく、しっかりと理由があります。
理由はのちほど・・・
NIXON（ニクソン）
NIXON（ニクソン）は、アメリカのカリフォルニア州エンシニータスに拠点を置くファッションブランドです。
バックパック・財布・帽子・ウエストポーチなども作っていますが、メイン商品は腕時計で、色々なデザインの腕時計を販売しています。
日本では取扱っている店舗も少なく、これから知名度が上がりそうな腕時計メーカーです。
51-30
NIXONはファッショナブルな腕時計を多く販売していますが、その中でも目を引くのが51-30です。
名称にもなっている51㎜の大きな文字盤が特徴のクロノグラフです。
基本スペック
ブランド NIXON(ニクソン) 型番 NA083488-00 型番 NA083488-00 発売年 2009 ケースの形状 ラウンドフェイス 風防素材 ミネラルガラス 表示タイプ クロノグラフ 留め金 三ツ折れ両プッシュタイプ中留 ケース素材 ステンレス ケース直径・幅 5.1 cm ケース厚 1.5 cm バンド素材･タイプ ステンレススチール バンド幅 25 mm バンドカラー シルバー 文字盤カラー HIGHPOLISH/WHITE カレンダー機能 日付表示 その他 機能 回転ベゼル 本体重量 281 g ムーブメント 日本製クオーツ 耐水圧 300 m メーカー保証 メーカー2年間保証
ストップウォッチやカレンダーと、逆回転防止付きの回転ベゼルで、カウントダウンタイマーとしても利用できる腕時計です。
防水性も300mと申し分ありませんし、この価格帯の腕時計では珍しい2年間のメーカー保証も付いています。
腕時計としての機能を全て押さえた上で、この腕時計の特徴であるリューズの取り付け位置です。
左側のリューズ
それでは、なぜリューズが左側に付いているかを説明します。
ほとんどの人が右利きで、左側に腕時計を着けています。
腕に時計を着けた状態で時刻を合わせる場合、右手で時刻を合わせるので操作しやすいようにリューズは右側につきます。
試しに、腕時計を右手に着けて時刻合わせをしてみると、左腕に着ける前提で腕時計が設計されている事が理解できると思います。
それでは、NIXON 51-30は右手に着ける前提で作られているのでしょうか？
答えは、違います。NIXON 51-30も左腕に着ける前提で作られています。
それではなぜ、左側にリューズをつけたのか？
答えは、50㎜と言う非常に大きな文字盤です。
50㎜と言うサイズの文字盤は手首の動きを邪魔するサイズになります。
特に手首を曲げると、手の甲の文字盤が干渉することになります。
大きな腕時計をつけると、手の甲がリューズで痛くなることがありますが、NIXON 51-30はかなり邪魔になるサイズです。
そこで、あえてリューズを反対につける事で、手の甲への干渉を抑えているのです。
セイコーファイブはリューズを右下にオフセットすることで着け心地を高めているのと同じ理由です。
ちなみに、リューズが左側についているため、左手に着けた状態での時刻合わせは、非常に難しくなっています。
時刻を合わせるときは腕から外して合わせましょう。
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