こんばんは。
今日の話題は万年筆のインクについて書いていきます。
万年筆はインクを補充して使う筆記具なのは皆さんご存知かと思います。
そのインクの補充についても色々な方法が存在しているのはあまり知られていないのではないかと思います。
目次
カートリッジ
一般的なインクは、上の写真のようなインクカートリッジで販売されています。
万年筆だけでなくマジックでもカートリッジでインク交換ができる製品もあるので、カートリッジは一度は目にされた事があると思います。
カートリッジのメリット
カートリッジの利点は、手軽に予備のインクを持ち運べる上、交換も簡単にできる事です。
ペンケースに予備として入れておけばインクがなくなった時でもすぐに交換できますし、交換も数秒で完了します。
交換の際もインクで汚す事も少ないのでとにかく手軽に使えます。
メーカーからも色々な色のインクが販売されているので、用途に合わせた色を選ぶ事ができます。
カートリッジのデメリット
カートリッジのデメリットは、色の選択の幅が狭まるという事です。
確かにメーカーから数種類の色が販売れていますが、逆に言えばメーカー純正の色しか使えないという事です。
自分の好きな色のインクが使えるのも万年筆の良さなので、メーカー純正に縛られるのは残念だと思います。
コンバーター(カートリッジ式)
インクカートリッジの代わりにコンバーターと言う部品を装着し、その中にインクを補充して使用する方法があります。
上の写真のようにペン先をインクの中に沈めて、赤い部分をクルクル回すとインクが吸い上がっていく仕組みです。
コンバーター式のメリット
コンバーター式のメリットは、好きな色のインクが使用できると言う事です。
万年筆のインクは色々なメーカーが沢山の色のインクを販売しています。
おそらく数千種類、もしかしたら数万種類のバリエーションがあるかもしれません。
専門店に行けば、数十種類のインクの中から自分が好きな色のインクを手に入れる事ができます。
中には自分のオリジナルの色に調合する人もいます。
お気に入りのペンにお気に入りのインクを入れると、文字を書くのも楽しくなります。
使うインクにもよりますが、カートリッジを使うより低コストになる傾向があります。
コンバーター式のデメリット
コンバーター式のデメリットはインクの補充が面倒な事です。
ペン先をインクの中に沈めるので、インクを補充した後はペン先のインクを拭き取る必要があります。
ティッシュや柔らかい布でふき取るのですが、染み込んだインクで指先を汚す事も多々あります。
外出先でインクを切らすと、交換が難しいのもデメリットですね。
コンバーターはインクタンクの容量が小さいため、少し気をぬくと外出先でのインク切れに遭遇するハメになります。
私の経験では年に一度くらいのペースで遭遇しています。
(インクボトルを持ち歩くと邪魔になるので、インクを切らした時は別の筆記具でしのいでます。)
同じ色のカートリッジインクを持ち歩いて入ればカートリッジに交換する手もありますが、そもそも自分の好きな色のインクを使いたいからコンバーターを使っているので対策にはならないですね。
コンバーター一体式
コンバーター式と基本は同じですが、コンバーターが万年筆に内蔵されているタイプです。
カートリッジ式はカートリッジの代わりにコンバーターを差し込んで使うのですが、この一体式は万年筆の本体にインクを補充するタイプです。
ペンの後ろ側(ペン先と反対側)をクルクル回す事で万年筆の中にインクが吸入される仕組みになっています。
コンバーター一体型のメリット
コンバーター一体型のメリットはインクタンクの容量が大きいため、インクが大量に入る事です。
同じ太さ・大きさの万年筆だと、一体型の方が5倍以上のインクを吸入する事ができます。
インクタンクの容量が大きいので出先でインク切れになることは滅多にないでしょう。
私は今までインク切れになったことは一度もありません。
コンバーター一体型のデメリット
コンバーター一体型のデメリットは重いことです。
これをデメリットとするかは微妙なところで、私は重い万年筆の方が好きなので、デメリットとは考えていません。
軽い万年筆を求められる方にはデメリットになるかと思います。
後は値段が高価になりやすいと思います。
コンバーター一体型の万年筆は、3万円くらいからしか見た事がないので。。。
(単に見逃してるだけならゴメンなさい)
と言う事で、今回はインクの注入方法を紹介してきましたが、万年筆の良さを最大限に味わうため、コンバーターを使ってお気に入りのインクを使っていただきたいと思います。
また、インクも紹介しますので暇なときに覗きにきてくださいね。