「人は見たいものだけが見えている」
今回も変な言葉で始まりました。
多くの人が見たいテレビを見て、読みたい本を読んで、読みたいWEBページを見ていますよね。
このブログに辿り着いた人も、読みたいと思って読み進む人もいますし、興味をなくして、戻るボタンを押す人もいると思います。
こんな事を書いていると、戻るボタンを押す人が増えそうなので、本題に移りたいと思います。
人は興味があることしか見えていない
今回お話ししたいことを簡単に言うと、同じ景色を見ても、人によって入ってくる情報が異なるという事です。
例えば、上の写真を見てください。
隅田川沿いのタワーマンションと、川に架かる橋が写っています。
マンションに目が行く人や川に目が行く人、橋に目が行く人それぞれ居ると思います。
船が写っていないかを探す人もいるかも知れません。
一枚の写真でも人によって見る観点が異なっていますし、マンションを気にしてみていた人に、「川に船は写ってた?」と聞いても「覚えていないと答えると思います」
見る観点が異なる理由
なぜ同じ写真を見ても、見る観点が異なるのでしょうか。
それは「人によって興味が異なる」と言う、ごく当たり前の理由です。
マンションに興味がある人や特に何も興味がない人は、一番目立つタワーマンションに目が行くと思います。
しかし、橋や川に興味がある人(少数派だと思いますが)は違う観点で見ています。
橋の形を見たり、川の広さを見たり、どこから写している写真か考えます。
タワーマンションも、「おおよそ何階建てなのか、窓からの景色を遮るものがあるか」と言う観点で見ている人も居るかと思います。
これを、特に意識する事なく、写真を見た瞬間に行動しています。
写真の中に自分の興味のある物が写っていると、自然と視線や思考が興味のある物に集中しますが、興味がないと視界に入っていても記憶として残らなくなるのです。
今回ご紹介した写真は本当に一例で、生活の中では常に興味がある物とない物で情報の取捨選択が行われています。
私たちの視界や耳には、常に大量の情報が入ってきており、全ての情報を処理する事はできません。
そこで、私たちの脳は、自動的に必要な情報や興味のある情報を取捨選択し、必要な情報や興味のある情報を自動的に収集しているのです。
自動情報収集機能
私たちの誰もが持っている自動情報収集機能ですが、この機能を上手く使える人と使えない人がいます。
自動収集機能を上手く使えると、人生は大きく変わっていきます。
自動情報収集機能はどんな時に機能するのかを考えていきましょう。
最初に書いた、「必要な情報や興味のある情報」があると自動情報収集機能が動き始めます。
必要な情報の収集
見知らぬ場所でトイレに行きたくなった時、トイレの場所を示す看板やトイレそのものを探しはじめます。
トイレを必要としないときは目もくれなかった情報ですが、トイレが必要になった時は、他の情報より優先順位を上げて情報収集し始めます。
そうすると、今まで気にも留めていなかった看板やトイレが自然と目に入ってきます。
トイレだけでなく、ATMやカフェ、コンビニも同様です。
今までも視界に入っていたはずなのに認識していなかった看板などが、情報として取得できるようになるのです。
興味のある情報の収集
次に、興味のある情報の収集について見ていきましょう。
興味と言うのは、人それぞれ異なっており、
・車
・ファッション
・写真
・ゲーム
など様々な物があると思います。
世の中には、それらの情報がたくさん溢れています。
しかし、全ての情報を漏れなく収集している人はほとんどいないと思います。
ほとんどの人は興味のあるジャンルの情報だけを自然に入手しています。
車に興味のない人は、テレビやインターネットで車の広告が出ていてもほとんど気に留めませんし、そもそも広告の存在にも気づかないと思います。
しかし、車が好きな人は車の販売店や看板があれば認識し、インターネット広告で新しい情報があれば、記事を読んで新しい情報を得ようとします。
以上をまとめると、人は自分の興味のない情報は無意識のうちにシャットアウトしますが、興味のある情報は積極的に得ようとします。
これが、自動情報収集機能です。
この自動情報収集機能を上手く使うことで、自分の夢が勝手に叶うようになります。
自分の夢を具体的に考える
自動情報収集機能を使用する方法はたった一つです。
「興味を持つ」という事をすれば、あとは自動情報収集機能が勝手に情報を集めてくれます。
興味を持っているけど、情報なんて集まらないという人も居るかも知れません。
興味を持つには、少しコツが必要です。
たった一つじゃなかったですね。
でも簡単です。
興味を持ったことに対して具体的なイメージを加えていくのです。
例えば、高級車を所有したいと思った場合、
・どんな車に乗っているのか
・車でどこに行っているのか
・車で誰とドライブしているのか
・その時のあなたの職業や収入はどれくらいなのか
など、理想の車に乗って生活しているところを出来るだけリアルに想像していきましょう。
想像なので、出来る出来ないは考えなくてOKです。
とにかくリアルに想像します。
イメージが湧きにくい場合は、自動情報収集機能が情報を補充してくれます。
あなたのすることは、より詳細に夢をイメージする事。ただそれだけです。
そうする事で、自動情報収集機能が集めた情報を基に、潜在意識が実現へと導いてくれるのです。